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3/26岡田 将先生の審査総評

第1日目
昨日の雨模様から打って変わって、青空と春を感じる陽気な陽射しに包まれる中、参加者と御父兄のみなさま、日々ご指導されている先生方、それから関係者の方々の多大なるご協力によってコンクールを無事に開催できましたことを祝福し、心より感謝とお喜びを申し上げます。

 

本日は中学生部門と高校生部門、そして小学校1・2年生部門の審査が行われました。

 

今日1日を通して皆さんの演奏を聴いて、昨年度に比べまた一段とレベルアップしているように感じました。それは高い向上心を持って日々努力を重ねてきたことが今日の演奏につながった結果だと思いました。特に小学校1・2年生部門では、皆それぞれが感じた通りに自由に、そして何よりも楽しんで演奏をしていて、同じ曲目であってもどれ一つとして似通ったものがなく全く違う曲想の仕上がりになっていたのがとても面白く、ワクワクしながら聴いていました。これは心から楽しむという音楽の本質を目の当たりにしたように思います。中学生部門では荒削りな部分や未完成なところはありつつも、自分自身の思い描く理想の音楽を追い求め全身全霊で表現しようという姿がとても眩しく、会場のすべての人たちがその演奏を讃え、ホールが温かな祝福の拍手で満たされていたことも印象的でした。また演奏者入れ替えの時に親御さんが頑張った子どもたちを労うシーンも垣間見ることができ、その光景にも心温まりましたことをここに記しておきます。

 

中学生部門の皆さんは、自分の理想の音楽をとても高い次元で明確に思い描いていて、聴いているものにそれがよく伝わってきました。だけれども思うようにその理想を実際に音で表現することに苦戦している様子がしばしば見受けられました。特に「戯れる春の光」の時にそれを感じました。
音の出し方やバランス、息づかいなどはちゃんとコントロール出来ているのに思うように響かない。その一つの要因はペダルの使い方にある可能性が非常に高いのです。ペダルはピアニストにとってタッチと同じくらい重要で、どのように使うかによって印象や響きに大きく作用するものです。またペダルは生涯の課題といっても過言ではありません。踏む、踏まないといったオン・オフ的な使い方だけではなく、踏む分量(2分の1や4分の1)や踏み込みや上げる速度(ゆっくりと踏み込んだり、ゆっくりと上げたり、あるいは素早く踏んだり、素早く上げたり)、踏み替えるタイミングや踏み替える分量(全部替えたり、半分だけ替えたり)を加減しつつ調節してみてください。きっとその効果の違いに驚かされることでしょう!

 

ほんの些細なことなんですが、表現の上ではかなり大きな違いが生まれます!是非そういったことも楽しみながら練習してみてください!

 

またみなさまの輝ける演奏が聴けるのを楽しみにしております。

本日は誠におめでとうございました。

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