3/31岡田 将先生の審査総評

第14回ドリカム・ピアノコンクール本選会

第3日目
 山間がかすみ色とりどりの景色が滲む中、参加者と御父兄のみなさま、日々ご指導されている先生方、それから関係者の方々の多大なるご協力によってコンクールを無事に開催できましたことを祝福し、心より感謝とお喜びを申し上げます。

 本日は高校大学部門と小学校1,2年生部門の審査が行われました。
さすが高校生、大学生ともなれば、人生経験が豊かなこともあり情緒あふれる色彩豊かな演奏だったように思います。自分の思い描く理想の音楽を等身大で奏でられ、奏者と聴くものが呼吸をしながら流れる時間を至福のひと時とし、共感できるのは、まさに生演奏の醍醐味ではないでしょうか?心に強く刻まれました。言葉だけではうまく伝えられない想いを、音楽を通して人々が心を通わせることができるのは、なんて素晴らしいことなのだろう!と再認識しました。

 続いて小学校1,2年生部門。程よい緊張感がありながら、演奏する楽しさを身体いっぱいに表現しようとする姿や、その小さな身体から気迫の迫るような集中度の高い演奏もあり、没頭することや純粋に楽しいと思えるエネルギーのシャワーを浴びた3時間でした。また、お互いの演奏を驚きと感動を持って讃え合う姿も見受けられました。中には自分と同じ曲をお友達が全く違うアプローチで演奏していることに、少し不安に感じる子もいたかもしれませんが、自分に自信を持って思った通りの演奏をしてください。音楽における正解は自分自身が決めるのですから!また人と違うからこそ、驚きや感動、そして新しい発見があって成長していくものです。審査員の先生方からは、みなさんの粒ぞろいの素晴らしい演奏に対して、全てのリトルピアニストたちに1位をあげたい!という声があったほど、レベルが高かったことも記しておきます。この先もいろいろな曲を弾いて、さまざまな演奏を聴いて思いきり音楽を楽しんでほしいと思います。

 この三日間、数々の素敵な演奏との出会えたことは私にとって宝です。そして感謝の気持ちで胸が満たされています。
本当に素敵な時間をありがとう。またみなさんの成長した演奏を聴ける日を心から楽しみにしております。本日は誠におめでとうございました。