3/29岡田 将先生の審査総評

第14回ドリカム・ピアノコンクール本選会

第1日目
 春の陽射しを受けて桜が満開になる中、参加者と御父兄の皆さま、日々ご指導されている先生方、それから関係者の方々の多大なるご協力によってコンクールを無事に開催できましたことを祝福し、心より感謝とお喜びを申し上げます。

 本日は小学校5・6年生部門と小学校3・4年生部門が開催されました。たくさんの素晴らしい才能に出会えたことは本当に喜ばしい事です。特に素晴らしいと思った点は、同じ曲でも誰一人として似通った演奏がなかったこと。テンポ感やキャラクターの捉え方など千差満別、それでいて全ての演奏がひとつの作品として完成されていたこと。それから、弾く人それぞれの想いやイマジネーションが音に込められていて、それがちゃんと自分の言葉で表現されていて聴く者の心にしっかりと伝わってきたこと。技術的な面では、ペダリングが綺麗だったことが特筆すべき点として挙げられます。

 次にもう一歩頑張ってほしいな、と思った点は、もっともっと呼吸をしながら演奏することです。休符やフレーズとフレーズの間をどのように紡いでいくのか。曲調が変わる時の気持ちの変化も呼吸と一緒に感じてみると、音から音、フレーズから次のフレーズへ運んでいくタイミングなどにももっと変化がついて、呼吸するように音楽が紡がれていくことでしょう。ぜひ試してみてください!

 たくさんの舞台を経験して成長していく皆さんの演奏を聴く機会を、心より楽しみにしています。本日は誠におめでとうございました。