【​岡田 将先生の審査総評②】

 本日は、交通トラブルにより会場に行き着くのが困難な状況にあった方がおられましたが、出場予定者が全員無事に到着され演奏できましたことに心より感謝いたします。これも主催者の方の配慮と、演奏者そして御父兄と関係者の皆様方のご協力があってこそ実現できたことです。コンクールを無事開催できましたことを祝福し、心より御礼申し上げます。

 午前中に小学校5,6年生部門、午後からは小学校3,4年生部門の本選会がありました。
多くの可能性と才能を秘めた輝ける若き音楽家の演奏から、たくさんの夢と感動、そして多くのドラマを観させていただきました。

 舞台で演奏することは、日々の練習の積み重ねで完成させた作品を披露するたった一度きりの機会。ピアノで音楽を奏でるには、右手と左手、右足と左足、そして目と鼻と耳と頭を使い、感受性と心、情熱と冷静さも必要です。これだけのことをフル稼働させて自分の思い通りの演奏するのは、実は凄いことなんですよ!それがコンクールの舞台ともなると緊張に押しつぶされそうになる自分自身も冷静にコントロールしなければならないなんて、とても人間業とは思えませんよね。毎日努力して練習を重ねていても、うまく力を発揮できるとは限りません。
今日の演奏者の中には、光るものを持っていながらも途中で間違えたり、止まったり、弾き直しをしたりした方もいらっしゃいましたが、失敗しても何度も挑戦して諦めずに最後まで弾き切りました。演奏している当事者が一番ドキドキしていると思うのですが、僕ら審査員、指導している先生、お母さんやお父さん、そして会場で聴いているお友達もみんな一緒に手に汗を握りながら、がんばれ!と会場が一丸となって応援している様子が伝わってきました。そして最後までたどり着いた時に、割れんばかりの拍手がその勇気を讃えました。
その感動は愛となって心に刻まれました。演奏時間2分足らずの間に、そのようなドラマが繰り広げられるシーンが幾度かありました。

 どんな困難な状況にあっても、立ち向かって最後まで成し遂げる力を身につけるためには、日々の努力が欠かせません。今回はうまく行かなくても、諦めずに次の目標に向かって挑戦し続けてください。成功する日は必ずやってきます。努力は裏切りませんから!

 

 また次回に一回り大きくなった皆さんの演奏を聴くのを心より楽しみにしています。
本日は誠におめでとうございました。