8/18岡田 将先生の審査総評

九州・山口ジュニアピアノコンクール本選会第1日目
まだまだ厳しい情勢が続く中、
参加者と御父兄の皆様、並びに関係者の方々の多大なるご協力によってコンクールを無事に開催できましたことを祝福し、心より深くお礼申し上げます。

本日は小学校B2部門に始まり、高等学校の部、大学の部、シニアAそれからシニアB部門の審査がありました。
今年は例年よりも多くの参加者に集まっていただき、たくさんの素晴らしい才能に出会えましたことを大変嬉しく思っております。中にはプロとして通用するような完成度の高い演奏も少なくありませんでした。特に高等学校と大学の部においてはジュニアコンクールという名からは到底想像もできないような、国際コンクール並みにレベルが高かったように思います。それは単に演奏技術の高さや個性的な、といったことだけではなく、世界のコンクールで演奏する精神力と自分を表現する手段を知っているという自信のような強さも兼ね備えているように見えました。意思表示がはっきりとした凹凸の濃い、聴くものの心に強く訴えかけてくる演奏が、全部門を通して多かったのがとても印象的でした。

シニア部門の方々の演奏では、演奏者がピアノを通して直に語りかけてくるような、なんとも言えない深い間合いに息を呑み、一音の重みに心が響鳴し、感銘を受けました。

何百年という時を経て、今もなお人々に感動と愛をもたらしてくれる音楽は、何と素晴らしいのだろうと改めて実感しました。

本日は誠におめでとうございました。