第1日目
多くの参加者と保護者のみなさま、日々ご指導されている先生方、それから関係者の方々の多大なるご協力によってコンクールを無事に開催できましたことを祝福し、心より感謝とお喜びを申し上げます。
本日は、高校生部門に始まり、大学生部門、シニアB、シニアA、シニアC部門の審査が行われました。
ありがたいことに今年は例年に比べ、すべての部門において非常に多くの参加者に恵まれ、中でも高校生部門はなんと30名弱というボリューム!
高校生、大学生のみなさまからは若き情熱と魂のこもった一生懸命に奏でる素晴らしい演奏からたくさんのパワーをいただき、シニア部門のみなさまからは優しく語りかけてくるようで味わい深く、そして心に沁みわたる密度の濃い時を体験しました。やはり一音一音の重みがちがう!そんな始終感動の1日に心より感謝申し上げます!
またラフマニノフやスクリャービンといった近現代の他にショパンやリスト、メンデルスゾーンのロマン派、ラヴェル、ドビュッシー 、グラナドスそしてシューベルトやベートーヴェン、モーツァルトといった古典派の音楽も含まれており非常にバラエティ豊かな選曲で、レベルの高さも相まって存分に聴き応えのあるプログラムで、数々の熱演を披露してくださった素晴らしい才能に出会えたことは、大きな喜びでもあります!
それと同時に、楽譜に書かれてある情報を確実に音にして表現する大切さも感じたことも記しておきます。
楽譜には音符以外に、強弱やスタッカート、スラー、テヌート、アクセント、休符などなどたくさんのことが記されてありますが、これらはその音がどのようなキャラクター、あるいはどのような種類の音なのかを示す大きな手がかりと言っても過言ではないでしょう。
中でも今日の演奏を聴きながら気になった強弱についてのお話をしたいと思います。
私たちはフォルテとピアノの指示は、大きく、小さくと認識しています。しかしフォルテ2つのフォルティッシモとピアノ2つのピアニッシモどうでしょう?フォルテとピアノに比べて、大きくと小さくの本気度が明らかに違うように思います。これは個人的な見解ですが、ダブルで書いてあるときは物理的な大きさ、一つで書いてあるときは大きさの違いというよりも音色やニュアンス的な違い、またアプローチの違いを求められているように思います。ピアノの指示があると極端に小さくなって強張ってしまうときに、是非参考にしてみてください。
またみなさまの素敵な演奏が聴ける日を楽しみにしています。
本日は誠におめでとうございました。
